宮 釣 の 活 動


       釣り資源の保護培養運動を展開
            ー稚魚放流・小型魚リリース・休漁日の設定等ー

     宮城県釣船業協同組合では、前々から稚魚の放流をしたり、釣獲努力量を抑制するための
    休漁日を設定する等の釣り資源の保護のための各種の運動を展開してきました。
    
     また、地元の漁業協同組合と協定を結び、漁業との協定を十分図り、釣客の安全についても
    毎年安全講習会を開催したり、出港基準を決めたりして釣客の安全には組合員一同十分配慮
    して操業しております。
       


                                 「小型魚リリース」運動シール
                     

     このほど、写真のようなシールを大量に配布して、15cm以下の小型魚のリリースの実施を
      釣り人に積極的に呼びかけてその運動を広く展開しています。
   


マダイの稚魚放流事業

平成27年9月8日
松島湾にマダイの稚魚600尾を放流いたしました。

 
日本釣振興会 宮城県支部との共催



松島湾数珠釣り伝承プロジェクト

松島湾のハゼは、大型で色が綺麗なことで有名ブランドとして知られておりますが、東日本大震災後に松島湾のはぜ釣り漁師が激減し、伝統漁である針を使わない「数珠釣り」が消滅の危機を迎えております。継承者を育成する事を目的とし、観光釣り漁業として伝統漁法の後継者育成と針を使わない稀有な漁法として全国へのPRを目的に実施いたします。また、松島湾のハゼが正月の仙台雑煮の出汁として利用されていますが、現在の料理者が少なくなってきた事を受け、昔ながらの食文化の継承、そして松島湾の風景を併せて松島湾のブランドとなることを目指します。


1回 数珠釣り講習会について

 日 時:平成25717日(水)
場 所:マリンゲート塩釜   
内 容:数珠釣りの概要と現況について。

             餌作り、仕掛け作り、および専用竿の製作について。
           講師 七ヶ浜町要浜 佐藤啓一氏


2回 数珠釣り講習会

  日  時:平成258月27日(火)
出船場所:塩釜市越の浦漁港 
内  容:ハゼの数珠釣り実釣。   
     講師 七ヶ浜町要
浜 佐藤啓一氏


        

     


釣船再開イベント

日  時:平成23年6月1日(水)

    場  所:塩竈まがき港岸壁 

内  容:午前5時30分に大漁旗を掲げて一斉出船

     午後1時30分よりテントにて塩釜汁の配布

          午後2時頃よりチャリティーオークション

  


平成22年
金華サバを大量捕獲から守る活動

  署名活動にご協力頂き
    ありがとうございました。






活動主催団体
宮城県釣船業協同組合・青年会


お陰様を持ちまして、目標の1万人を越え、11.442人の署名が集まりました。
ありがとうございます。





平成22年10/20(水) 

要望書と署名簿を宮城県と水産大臣に提出いたしました。
同時に勾当台公園で午後3:00より集会をし、
午後3:30より仙台一番町をデモ行進いたしました。
 近年、宮城県沿岸のマサバは、上質な脂ののりから金華サバとして「ブランド化」され、市場価値が急激に上がってきております。これにより多くの県外まき網船団が来県し、沿岸域操業も含めたサバの大量漁獲が繰り返されており、小型魚も多く捕獲され、資源の減少が懸念されます。
 サバは、回遊魚と言えども大量漁獲によって生じる生態系バランスの変化、または、毎年夏から冬に見られる宮城県への回遊サイクルとルートの変化も当然あると考えられます。
 現在の“まき網船操業禁止線”は、昭和38年に決められたものであり、漁労危機が大幅に発達し、船も大型化している現在も変えられていません。
 管理型漁業が実施されている今、我々には、子孫代々に資源を守り伝える義務があります。「地先の魚は、地元民である我々が守る」という気概で私ども遊漁船業者が立ち上がりました。よって、“まき網船操業禁止線”の沖合いへの移設を強く訴えてまいりたいと思います。
 




平成19年度ハダガレイ稚魚放流

実施日時 平成19年6月27日

放流場所 宮城県七ヶ浜沖

稚魚 ハダガレイ20.000尾

協力 七ヶ浜町刺し網組合
   
 
 放流のスモール動画
 


平成18年度アイナメ・黒ソイ稚魚放流

実施日時 平成18年6月8日

放流場所 宮城県七ヶ浜沖

稚魚 アイナメ 4.000尾と黒ソイ250尾

協力 七ヶ浜町刺し網組合

   


平成17年度ヒラメ・黒ソイ稚魚放流

実施日時 平成17年8月29日

放流場所 宮城県塩釜沖

稚魚 ヒラメ 5.000尾と黒ソイ3.700尾

共催 宮城県水産公社

 

平成17年度マコガレイ稚魚放流

実施日時 平成17年7月21日

放流場所 宮城県七ヶ浜沖

稚魚 マコガレイ約5cm 10.000尾

協力 七ヶ浜町刺し網組合



平成16年度ヒラメ稚魚放流

      

 

    


 

釣りマガレイの生存調査報告書

1.主催団体   宮城県釣船業協同組合・青年会

 2.目的     マガレイの釣り上げ後生存率を次の3種類に分けて確認する
        ア.口にハリが掛かり
素手で通常に扱ったカレイ
        イ.
口にハリが掛かり水に濡らした手袋をかけて丁寧に扱ったカレイ
        ウ.軽くハリを
んで少し引っ張るとハリが簡単に抜けたカレイ  

3.捕獲日時   平成16年4月11日 午後4:00~5:30  

4.捕獲場所   仙台湾大型魚礁沖 緯度38-06 経度141-18  

5.参加人数   12名  

6.捕獲魚    マガレイ16-25cm 総数97枚  

7.捕獲後    船内の活魚船倉にて搬送  

8.調査場所   七ヶ浜町漁業振興センター  

9.調査日時   平成16年4月11日〜20日  

10. 調査方法   活魚水槽内にて、上記2.アイウの3種類に分けて、およそ長さ60cm幅40cm高さ40cmのカゴに入れ、餌を与えずに生存調査を行った  

11. 協力団体   七ヶ浜町・七ヶ浜漁業協同組合     

 12. 結果  

 

4/11
搬送直後

4/12

4/14

4/15

4/19

4/20
最終日

普通扱い

35枚

33枚

33枚

33枚

33枚

33枚

 

 

2枚死

 

 

(生存率94)

 

 

 

(生存率94)

ハリ飲み

26枚

15枚

15枚

14枚

12

12

 

 

11枚死

1枚死

2枚死

 

 

(生存率57)

 

(生存率53)

(生存率46)

(生存率46)

丁寧扱い

36枚

35枚

34枚

34枚

34枚

34枚

 

 

1枚死

1枚死

 

 

(生存率97)

(生存率94)

 

 

(生存率94)

 以上の結果、普通扱いが35枚中33枚の生存(生存率94%)ハリ飲み26枚中12枚生存(生存率46%)丁寧扱い36枚中34枚の生存(生存率94%)と3種類とも非常に生存率が高いことが分かった。特にハリをんだ個体が半数近い生存数があったことは驚きであった。また、丁寧に扱った個体とごく普通に扱った個体の生存数が同じであったことも同様である。

釣り客による捕獲後の再放流は、資源保護の上から非常に有効な手段であると言える。特に15cm未満の小型魚の再放流を推奨していきたいと考える。

     船内での捕獲個体 

   調査個体捕獲の様子

      

活魚水槽内での状況       七ヶ浜町漁業振興センター活魚水槽


カレイ資源の維持に向けたアンケート 

宮城県釣船業協同組合青年会では、以下の内容で釣り人アンケートを実施しています。
   会員船宿、主な釣具店にアンケート用紙がありますのでご協力下さい。
   なお、8月末日の〆予定ですので、集計終了次第お知らせいたします。

                      

 

シマノカレイ釣り大会の検量時間にアンケート協力頂きました。
ありがとうございます。

 

 

 

宮城県釣船業協同組合青年会では、宮城県の豊かなカレイ資源を未来永劫に存続させたいと願っております。
その為に必要なかつあなた自身が守れる方策を教えてください。

1・一日のカレイ釣りにおいて、何枚の釣果で満足できますか?    

  仙台湾      枚    牡鹿半島以北     枚
2・一日のカレイ釣りにおいて、枚数の制限は必要だと思いますか?
    はい     いいえ
     制限が必要とお書きになった方、適量枚数又は、その最良の方法を教えて下さい。     
      (例:竿頭が100枚になった時点で終了。など)
 

3・一日の釣りをしている時間は、どれくらいが丁度良いと思いますか?  

 時間

4・出船と帰港時間は、何時頃が適当と思いますか?      

冬    出船 帰港(着船)
夏   出船 帰港(着船)

                                 
5・再放流サイズの徹底は、した方が良いと思いますか?  

    はい     いいえ

  した方が良いとお書きになった方、しない方良いとお書きになった方、どちらもその理由をお書き下さい。

 

   再放流サイズの徹底をした方が良いと書いた方、何cmが適当だと思いますか?   

cm未満を再放流

 6・魚族資源維持の為の稚魚放流は必要だと思いますか?    

    はい     いいえ

   必要だとお書きになった方、どのような協力をしてくれますか?○を付けて下さい。(2つでも結構です)  

  A 釣具店、釣船店に設置された、カレイ維持放流基金箱に協力する。 
  B 釣り大会の際、参加費に放流基金を含んで徴収されても良い。
  C その他(                                      )
7・釣り場を休ませる為の休漁日は、どれくらいが適当だと思いますか? 〇で囲んで下さい。
 週1回  1ヶ月2回  1ヶ月1回  2ヶ月1回  3ヶ月1回   必要無い   その他

         (宮城県釣船業協同組合では、毎第3水曜日を休漁日としています)

8・カレイ釣り以外にどの釣りが好きですか?〇で囲んで下さい。        
 ルアー  渓流釣  へら  磯釣  岸壁釣

     船釣りの

 アイナメ  タラ  イカ  青物  スズキ  ハゼ  ヒラメ   メバル  他

9・あなたの年齢を〇で囲んで下さい。         

 10代  20代  30代  40代  50代  60代  70代  他 

             
                                         ありがとうございました。


平成16年度マコガレイ稚魚放流

実施日時 平成16年7月1日

放流場所 宮城県七ヶ浜沖

稚魚 マコガレイ約5cm 10.000尾

協力 七ヶ浜町水産振興センター

 

    


 

平成15年度ヒラメ稚魚放流

 


平成14年度ヒラメ稚魚放流

     車からポンプで稚魚を船に移送    

 

                         今度は沖合いの放流場所まで走ります 

 

                        さあ、ドンドン放しますよ   

 

                    大きくなって返って来いよー!



 

平成13年度マコガレイ稚魚放流

 

      

 


 

                                 ソイ稚魚放流風景
                  

       ソイの稚魚放流、山間の小学校から参加してもらいました。


 

毎年、釣り大会の一部、皆様から頂戴した放流基金や組合員、他団体の寄付を頂いて、ヒラメ、ソイ、マコガレイなどを放流しています。